STEP 4 — Operate / 4-1
育てていく。
サイトを公開できたら、ここからが本番です。お店やお仕事と同じで、ホームページも少しずつ手を入れて育てていくもの。この章では、公開したあとに自分で更新していくやり方と、もっと活かすための応用を、講座でやった流れを思い出しながらまとめます。
この章のゴール
- 更新の基本サイクルを、一人で最初から最後まで回せる
- お知らせ追加・営業時間変更など、よくある更新を Claude に頼める
- エラーや不調が出たときの、困った時の対処法を持っている
更新の基本サイクルを、通しで思い出す
まず、いちばん大事なところから。サイトを直すときの流れは、いつも同じ4ステップです。講座で何度も繰り返した、あの一連ですね。①Claude を起動する → ②言葉で「ここをこう直して」と頼む → ③ブラウザで確認する → ④コミットして push(自動で公開)。これだけです。
- ターミナルで作業フォルダに移動し、claude を起動する。
- 日本語で「どこを、どう直したいか」を伝える。
- ブラウザで見え方を確認する(手元での確認)。
- OKなら、コミット(記録)して push(送信)。あとは自動で公開されます。
起動から確認までは、ターミナルとブラウザを行き来するだけ。最後の「記録して送る」はこの2行です。
git add -A
git commit -m "お知らせを追加"
git push
commit の後ろ(""の中)は、何をしたかのメモです。日本語でかまいません。あとから自分が見返したときに分かる一言にしておきましょう。push まで終われば、数分で公開サイトに反映されます。
となりに座って一言
公開はゴールじゃなく、スタートです。完璧な状態で出さなくて大丈夫。出してから、少しずつ手を入れて、自分の商売と一緒に育てていけます。むしろ「直しながら育てる」ほうが、ずっと自然です。
よくある更新と、そのまま使えるプロンプト
実際の更新は、ほとんどがパターンの繰り返しです。よくある4つを、頼み方の例といっしょに並べておきます。claude を起動した状態で、次のように日本語で打てば伝わります。
トップページに「年末年始の営業について」というお知らせを追加してください。日付や内容はこのあと自分で差し替えられるように、わかりやすい場所に置いてください。
営業時間を「平日10時〜18時」から「平日9時〜19時」に変更してください。サイト内に同じ表記が複数ある場合は、すべて直してください。
トップの一番上にある写真を、いま images フォルダに入れた new-photo.jpg に差し替えてください。表示が崩れないか確認してください。
メニューのページに、新しいメニュー「季節の特製ランチ・1,200円」を、いまの他のメニューと同じ見た目で追加してください。
どれも、頼んだあとは同じ基本サイクルです。ブラウザで確認 → よければコミット → push。これの繰り返しだと分かると、ぐっと気が楽になりますね。
もう一歩。検索・速度・解析の応用
慣れてきたら、サイトを「もっと見つけてもらう」「もっと快適にする」ための応用にも手を伸ばせます。どれも、むずかしい設定を自分で覚える必要はありません。やりたいことを言葉で頼めば大丈夫です。
まずは SEO(検索で見つかりやすくすること)。検索結果に出たときのタイトルや説明文(メタタグ)を整えるだけでも効果があります。
このサイトが検索で見つかりやすくなるように、タイトルや説明文(メタタグ)を整えてください。お店の業種・地域・特徴がきちんと伝わる内容にしてください。
次に 表示速度。ページの開きが遅いと、せっかく来てくれた人が離れてしまいます。気になったら、こう相談してみましょう。
ページの表示が遅い気がします。速くするために改善できる点を教えて、直してください。とくに写真が重くないか見てください。
最後に アクセス解析。「何人が、どのページを見たか」が分かると、次の打ち手が見えてきます。代表的なのは Google が無料で提供している解析ツールです。導入も頼めます。
このサイトに、見た人の数がわかるアクセス解析(Googleアナリティクス)を入れたいです。何を準備すればいいか教えて、設置まで手伝ってください。
困ったときの、自己解決3つ
一人で運用していると、ときどき「あれ、うまくいかない」が出てきます。あわてなくて大丈夫。覚えておく対処はこの3つだけです。
- エラーをそのまま貼る。赤い文字や英語のメッセージが出たら、コピーしてそのまま Claude に貼り付ける。読めなくて構いません。
- 「なぜ?」と聞く。「これはどういう意味?なぜこうなった?どう直せばいい?」と素直に質問する。
- 直前の状態に戻す。直したら逆におかしくなった、というときは、一つ前のコミットに戻せます。
「一つ前に戻したい」は、こう頼むのが安全です。自分でコマンドを打つのが不安なら、まず相談してから動かしましょう。
さっきの変更でサイトの見た目が崩れてしまいました。直前のコミットの状態に安全に戻したいです。手順を教えながら戻してください。
独学だと、ここで止まる
久しぶりに触ったら、手順を忘れた
これは、ものすごくよくあることです。数週間ぶりだと「あれ、最初なんだっけ」となります。でも大丈夫——この教材を頭から見返せばOKです。そして、覚えておくのはたった一つ。基本サイクルは 「直す → 確認 → コミット → push」 だけ。これさえ思い出せれば、あとは自然に手が動きます。
ここから、何でも作れます
基本サイクルを身につけたあなたは、もう「1ページのサイト」に縛られません。別ページの追加も、ブログも、予約の仕組みも、やりたくなったら言葉で頼めば作っていけます。たとえば「お客様の声のページを作りたい」「お知らせを記事として書き溜めたい」「来店予約のフォームがほしい」——どれも、いつもの頼み方の延長です。あせらず、一つずつ。サイトは、これから何年もあなたと一緒に育っていきます。
この章で出てきた言葉
- 運用
- 作って終わりにせず、公開後も更新したり手を入れたりして使い続けること。
- SEO
- 検索エンジン最適化。Google などで検索したときに、自分のサイトを見つけてもらいやすくする工夫。
- メタタグ
- 検索結果に表示されるタイトルや説明文など、ページの「肩書き」にあたる情報。
- アクセス解析
- サイトを何人が、どのページを見たかを記録・分析する仕組み。次の改善のヒントになります。
- デプロイ(再掲)
- 作ったサイトをインターネット上に公開すること。push すると自動で行われます。
この章のまとめ
- 更新は「直す → 確認 → コミット → push」のサイクルを回すだけ
- よくある更新も応用も、やりたいことを言葉で頼む
- 困ったら、エラーをそのまま貼る/なぜと聞く/直前に戻す
Support
ここまで、お疲れさまでした。
環境構築から公開、そして運用まで——よくここまで走りきりましたね。これからは、育てる時間です。やってみたいことや、つまずいた箇所があれば、いつでも一緒に考えます。
電話で相談 080-6946-4006