STEP 0 — Capabilities / 0-2
こんなことが、
できます。
前章で、Claude Code が「日本語で頼むとコードを書いてくれる相棒」だとお伝えしました。では、具体的に何ができるのか——この章で一望します。ホームページ制作はもちろん、その先の作業や、じつは日々の事務仕事まで。「こんなことまで頼んでいいんだ」と知っておくと、これからの学びがぐっと前向きになります。
この章のゴール
- Claude Code で具体的に何ができるか、イメージが持てる
- ホームページ制作の各場面での使いどころがわかる
- 制作以外の日々の仕事にも使えることを知っている
- 逆に苦手なこと・任せきりにしない点も理解している
ひとことで言うと
Claude Code は、あなたのパソコンの中で、ファイルを読んで・書いて・直して・実行までしてくれる相棒です。ふつうのチャットAIと違うのは、「文章で答える」だけでなく、実際にあなたのプロジェクトのファイルを操作できること。だから、ホームページづくりの“作業そのもの”を任せられます。ここからは、場面ごとに具体例で見ていきましょう。
① ホームページを「作る」
いちばんの主役です。日本語で伝えるだけで、ページを形にしてくれます。
- ゼロからページを作る:「お店の紹介ページを作って」で、たたき台が一気にできあがる。
- 部分的に直す:「見出しを大きく」「営業時間を日曜定休に」など、ピンポイント修正。
- デザインを整える:色・余白・フォントの調整、スマホ対応(レスポンシブ)も。
- 機能を足す:問い合わせフォーム、ギャラリー、地図の埋め込みなど。
カフェの1ページのホームページを作ってください。お店の名前・紹介文・メニュー・営業時間・地図・お問い合わせへの導線を入れて、落ち着いた雰囲気でお願いします。
② 「困った」を解決する
独学でいちばん心強いのがここです。うまくいかない時、その状況をそのまま伝えれば、原因を調べて直してくれます。
- エラーを解決する:赤いエラー文を貼って「どういう意味?どう直す?」。
- おかしな表示を直す:「スマホで崩れる」「ボタンが反応しない」を伝えて修正。
- 仕組みを説明してもらう:「このコードが何をしているか、初心者向けに教えて」。
次のエラーが出ました。これはどういう意味ですか? 初心者にもわかるように原因と直し方を手順で教えてください。
(ここにエラー文をそのまま貼る)
となりに座って一言
「エラーが出たら、まるごと貼って聞く」——これは、この講座でいちばん何度も使うテクニックです。エラー文は怖い暗号ではなく、Claude にとっては最高のヒント。怖がらず、コピーして貼る。それだけで道がひらけます。
③ 公開や、その先の作業まで
ホームページは「作って終わり」ではありません。その先の、ちょっと専門的な作業も任せられます。これらは STEP 3 以降でくわしく扱いますが、「全部Claudeに相談しながら進められる」と知っておいてください。
- 変更の記録(git):「ここまでの変更を、わかりやすいメッセージでコミットして」。
- 公開(デプロイ):「このサイトを公開する手順を一つずつ教えて」。
- テストを書く:「フォームが動くか確認するテストを書いて」。
- 整理(リファクタリング):「動きは変えずに、コードを読みやすく整理して」。
- 自動化(CI/CD):「pushしたら自動で公開される仕組みを作って」。
④ じつは「日々の仕事」にも効く
ここが、意外と見落とされがちな価値です。Claude Code で身につく「AIに的確に頼む力」は、ホームページ以外の日常業務にもそのまま活きます。一生もののスキルです。
- 文章づくり:お知らせ文、ブログ、メールの下書き、キャッチコピー。
- 要約・整理:長い資料やメールを要点だけにまとめる。
- データの整理:CSVやテキストの並べ替え・集計・形式変換。
- 調べもの:分からない言葉や手順を、初心者向けに噛み砕いて説明。
年末年始の休業について、お客さま向けのお知らせ文を3パターン作ってください。丁寧すぎず、親しみやすいトーンで、それぞれ100字くらいでお願いします。
逆に、苦手なこと・任せきりにしないこと
万能に見えますが、限界もあります。これを知っておくと、安全に・上手に付き合えます。
- あなたにしか分からないこと:お店のこだわりや実際の情報は、あなたが伝えないと書けません。AIは“あなたの代わり”ではなく“あなたの手足”です。
- 最終確認は人の役目:金額・日付・連絡先など、間違うと困る情報は必ず自分で確かめる。
- 秘密の情報の扱い:パスワードや顧客情報の扱いは慎重に(セキュリティの章で詳しく)。
独学だと、ここで止まる
「丸投げ」しようとして、うまくいかない
Claude は優秀ですが、あなたの頭の中までは読めません。「いい感じにして」だけでは、平凡な結果になりがちです。逆に、「誰に・何を伝えたいか」「どんな雰囲気か」を具体的に渡すほど、ぐっと良くなります。主役はあなた、Claude は腕利きの職人。良い指示を出す力こそが成果を分けます——その磨き方は 「指示の技術」の章でじっくり扱います。
となりに座って一言
この章の例を見て「こんなこともできるんだ」と思えたなら、それで十分です。今すぐ全部できる必要はありません。これから一つずつ、実際に手を動かして体験していきます。まずは次の章で、サイトを支えるWebの仕組みを、ざっと地図にしておきましょう。
この章で出てきた言葉
- プロンプト
- Claude への指示・お願いの文章。具体的に書くほど、良い結果が返ってきます。
- デプロイ
- 作ったサイトをインターネットに公開すること。Claudeに相談しながら進められます。
- リファクタリング
- 動きを変えずに、コードを読みやすく整理すること。Claudeが得意な作業の一つ。
- CI/CD
- pushすると自動で公開やテストが走る仕組み。これもClaudeと一緒に作れます。
この章のまとめ
- Claude Code は、ファイルを読んで・書いて・直して・実行できる相棒
- 制作・修正・エラー解決・公開・テスト・整理まで、ぜんぶ相談できる
- 文章づくりや要約など、日々の仕事にも効く一生もののスキル
- 主役はあなた。具体的に頼む・最終確認は自分でが上手な付き合い方
Support
「こんなこと、頼める?」
あなたの仕事に、Claude Code がどう活かせるか——具体的なやりたいことに合わせて、対面で一緒に考えます。受講中の方は、遠慮なくご相談ください。
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